【完】マンガみたいな恋をしよう


自分の左手を右手でぎゅっと握りしめた。



「…」




しばらくの沈黙に耐えきれなくなり、私は下を向いた。






「私はずっと前から、舜くんが好きです…」


緊張からか、目から涙が溢れ出す。

この空気に、たまらず私は「ごめ…っなさ…!」と残して廊下へ走り出そうとした。





______そのとき

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