【完】マンガみたいな恋をしよう
ひとりでもんもんとそんなことを考えていたら、もうご飯を食べ終わった2人が私を見て不思議そうにしている。
「杏、次移動教室よ?」
「えっ!ちょ、ちょっとまって!」
考え事してたら意識がどっか飛んでってたよ!
気づけば教室にはもう誰もいない。
慌てて最後の卵焼きを口につっこみ、ごちそうさまをしてからお弁当箱を片付ける。
「おーい、先行ってんぞー?」
「すぐ行くー!!」
私は急いで2人を追いかけた。