【完】マンガみたいな恋をしよう
残念イケメンの素顔
舜くんと思いが通じあってから、もう数ヶ月。
私たちはすごく平穏な毎日を送っている。
あの日の夜、私は家に帰って速攻ひろに報告した。
ひろは自分の事のように喜んでくれて、何度も「よかったね」「おめでとう」と言ってくれた。
舜くんは大好きだけど、
幼稚園の頃からずっと私のそばにいてくれたひろは、やっぱり大切な存在だ。
はるはその日美波とお泊まりだったんだけど、「はるにも報告しなきゃ…!」という思いが突っ走って
思わず間中家に乗り込んでしまった。
ソファで仲良くテレビを見ていたはると美波は、突然の私の登場に心底驚いていたけど、
私の報告を聞いて、2人とも「おめでとう」と笑った。