【完】マンガみたいな恋をしよう
「よし、帰るか」
ミスドを出ると外はもう真っ暗。
これもいつものこと。
「外暗くなるの早くなったねぇ〜!」
「だってもう冬だよ?」
「ふふっ、イルミネーション見に行きたいなぁ〜」
そんな会話をしていると、舜くんは前を向いて歩いたまま、私の右手を恋人つなぎでぎゅっと握る。
舜くん、ツンデレだぁ〜!
そんな些細なことできゅんとする私。
そしてちゃっかり私を家まで送ってくれるんだ。
そもそも学校から私の家がすごく近いため、一緒にいれる時間はとても短い。