【完】マンガみたいな恋をしよう


私は寂しくなって立ち止まり、舜くんの袖を引っ張る。


「…帰りたくない」


「だめ、もう暗いし寒いから家入りな」



「…やだ」

私はぷくっと頰を膨らまし、舜くんを見上げる。


舜くんはそんな私を見て、「ぁぁあ〜もう〜….」とため息をついた。


そして、私の腕を少し強引に引っ張り、家の前の公園に入った。




「杏理、こっちおいで?」

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