【完】マンガみたいな恋をしよう
私は嬉しくなって言われた通りに舜くんのそばへ行き、舜くんの腰にぎゅーっと抱きつく。
えへへ、舜くんの匂い安心する〜!
大好きなんだ、舜くんの匂い。
それまで黙っていた舜くんはひとつため息をこぼし、口を私の耳元へと寄せる。
「キス、していい?」
「ひゃぁ…っ!」
突然の耳への違和感に、思わず変な声が出る。
「〜〜〜っ…!」
は、はずかしい〜〜〜…
穴があったら入りたいって、まさにこのことだよ…
「ふっ…」
舜くんを見上げると、なんだかすごく意地悪な顔をしていた。