【完】マンガみたいな恋をしよう
「杏理の家族って、もしかして全員美形?」
手を繋ぎながら歩く帰り道。
舜くんがそう聞いて来た。
「うん、たぶん。お父さんもお母さんも40代に見えないし…美波は言うまでもなく可愛いし!
泉も可愛いんだよ〜!」
自他共に認めるシスコンブラコンだからね、私!
「…そりゃ杏理が生まれるわけだ。今日見た弟くんも、…かっこよかったし」
「弟くんに嫉妬なんて…かっこ悪いな」
そう言って照れたように笑う舜くん。