【完】マンガみたいな恋をしよう
「……」
は、はずかしい…
密室に舜くんと私が向かい合って座っている。
なんかこの状況、恥ずかしいよ!!
「きょ、今日楽しかったねぇ〜!やっぱりこの遊園地は絶叫マシンが多くて、その、スリル満点で」
沈黙に耐えきれず、ぺらぺらと喋り出してしまった。
…なんだこれ、実況か?
自分でも訳わからなくなって頭が混乱する。
そんな私を見かねたのか、舜くんはおもむろに立ち上がり私の横に座った。