【完】マンガみたいな恋をしよう
言うまでもなく顔が真っ赤になる私に笑って、頭をよしよしとなでる。
「杏理が可愛いのが悪い」
舜くんはそう言うと、優しく私を抱きしめる。
「はぁ…俺にこんなに好きにさせて、どうしたいの?」
「…っ…!?」
だ、だめだ、舜くんが甘々モードに入ってしまった…!
「しゅんく…っんっ…はぁ」
首筋、頰、額、頭…と順番にキスを落としていく。
舜くんの唇が私を這うたびにびくっとなって、身体が芯から熱くなる。
そしてようやく私の唇に辿り着くと、舜くんは糸が切れたように甘い甘いキスを繰り返した。