【完】マンガみたいな恋をしよう
パーティー


「…ふーーーーー」


「…舜くん、その深呼吸何回目?」



私達は篠原家の目の前に着いていた。


…しかし、着いてから早10分。



舜くんが「やばい、どうしよ、緊張する」とやらでさっきから家に入らせてくれないのだ。



「大丈夫だよ〜…、みんなウェルカムだから!」


「杏理の家族とか、緊張するじゃん。

…何回も嫉妬しちゃったし」


柄にもなく舜くんの顔がこわばっていて、なんだかもう微笑ましいレベルだ。


「…もうっ!入るからね?」

< 299 / 352 >

この作品をシェア

pagetop