【完】マンガみたいな恋をしよう


「え、杏里?どうした?」



後ろから聞こえるその声に、パッと振り向く。


そこには、不思議そうに私を見る舜くんがいた。




よかった……っっ、


そう思うと同時に、私の目からはポロポロと涙が溢れていた。




「えっ、ちょ、杏里!?どうし…っ」



そんな私を見て、さらに驚く舜くん。



その安心感からか、私は無意識のうちに舜くんに抱きついていた。



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