【完】マンガみたいな恋をしよう
「可愛く…ない」
「はーもう、不意打ち食らった」
そう言ってまた私を抱きしめようとする舜くん。
私は堪らなくなって、舜くんの胸を押し返した。
「…付き合うの…?」
そう、これが私の聞きたかったこと。
付き合う、って言われたら…
「んなわけないでしょ。ちゃんと断ったし、チョコも返したよ」
「…チョコももらったんだ…」
舜くんの返事に安堵するも、新たな事実にまたふくれっ面になる。