【完】マンガみたいな恋をしよう
ひろとはるは、同じ地元の国公立に進学。
「そうだけどぉぉ〜〜…っ」
今までずっと一緒にいたふたりと離れるのは、やっぱりさみしいよ…
ひろは私と離れて寂しくないの!?
心の中でそう悪態をつき、キッとひろを睨む。
「杏里、まだ泣いてんの?」
そこへやってきた舜くん。
「あ、舜くん。もう…何とかしてよこの子。うっとうしい」
「…御愁傷様」
「ふたりとも、ひどい!!悪魔!!」
泣きながらふたりから背を向ける私。
はぁ…なんなんだろ、この温度差…