【完】マンガみたいな恋をしよう
それからお母さんが帰ってきて、結局はるも一緒に夜ご飯を食べた。
お父さんは今は仕事で東京にいるから、最近会えてない。
月に1回は帰ってくるんだけどね。
「はるくんなら美波を安心して預けられるわぁ〜!もうお嫁さんにあげてもいいのよ〜?」
お酒で酔ってもないのに喜々としてそんなことを言うお母さん。
…はるのこと大好きすぎでしょ。
美波ははるの隣で顔を赤くして照れてる。
「俺もはるくんがお兄ちゃんになるのさんせーい!」
「ははは、必ず美波をお嫁さんにもらいにきますね」
「…っ!」
みんなしてデレデレしてる。
私も舜くんを家族に紹介できる日が来るといいなぁ…と思いながら、ひとり部屋に戻った。