【完】マンガみたいな恋をしよう


「好きです…」



と呟いてしまった。


でもあまりにも声が小さすぎたみたいで、颯くんが聞き返す。


「え?」



「す、好きです!舜くんのこと!ずっと前から!」




こ、告白みたいになっちゃった!

相手は舜くんでもないのに!!


は、恥ずかしい〜…



思わず目に涙がたまり、顔が真っ赤になるのが自分でもわかる。



「…っ、杏理ちゃん、その顔、男に見せないほうがいいよ」

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