【完】マンガみたいな恋をしよう
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「杏理ちゃーん!!」
それは2限目後の休み時間にやってきた。
「き、来た!ほんとに来た!!」
颯くんと舜くんが私たちの教室のドア付近にいるのを確認してから、
反射的にひろに助けを求める。
「いやよ、1人で行って来なさい」
当たり前じゃない、と言うようにシッシッと私を追い払うひろ。
つ、冷たい…冷たいよまひろ様…
ならば!!!!とはるに助けを求めると、
…あれ?はるがいない。