カモフラージュ
店が終わり、真由美さんと美月と3人で
個室のある和食屋へ。
真由美さんも、あまりお酒が強くないので
美月だけビールを頼み
2人はウーロン茶を注文した。
「真由美さん、最近元気ないですよね?
美月とも話してたんですけど
何処か身体の具合でも悪いんですか?」
「ごめんなさいね・・・心配かけて」
「いえ」
「真由美さん痩せましたよね?」
美月は少し羨ましそう?
「そうねぇ、痩せてるかしら?
色々あり過ぎて・・・」
真由美さんは話すのをためらっている感じ
なので、千尋はメニューを渡し尋ねた。
「何を食べますか?」
その時、真由美さんの携帯に着信。
「はい、分かりました。」
だけの会話だった。
電話を切った後
真由美さんの顔色が変わったのを
千尋は見逃さなかった。