カモフラージュ
同じ仕事かぁ
マスターも付き合いで飲みもあるから
それも不思議ではないけど
「探しましょうか?」
「それは・・・
どうして良いか分からないのよ」
真由美さんは額に手をあてて、また溜息。
こんな綺麗な奥さんがいても浮気するんだぁ
あたしもマスターとそうなって・・・反省
でも、本気ではなかったかなぁ、お互い?
言い訳だね。。。
「いつからですか?」
「2~3ヶ月位前かなぁ?
私も自分の事が忙しかったから
良く覚えてないんだけど」
「そんなにー!!!
よく我慢してましたねぇ?」
美月は声が大きかったので、口を塞いだ。
「そうねぇ・・・
でも目標が出来たし、喧嘩してからは
あまり口も聞かなくなって・・・」
「千尋、探す?」
「真由美さんが望むなら・・・」
真由美さんは、首を横に振った。