カモフラージュ
真由美さんは、2人の顔を見て
「ごめんなさいね。
もっと早くに言えば良かったんだろうけど
なかなか言い出せなくて・・・」
「マスターは、なんて言ってるんですか?」
「《私の夢だったから》って
賛成してくれてるけど
その方が都合が良いのかなぁ・・・」
「でも・・・店はどうなるんですか?」
美月も不安で仕方ない。
「そうなると、マスターが出勤すると思う。
《純ちゃんをママ代わりしよう》って
《他の人を呼んで、ママになってもらうより
その方が2人もやり易いだろう》って
言ってたわ」
マジ?
ゲッ!美月の表情。
「純ちゃんですかぁ?それもやり難い!
やっぱり、あたし好きになれなくて・・・
でも、最近機嫌が良いとゆうか
張り切ってますよね?
それが関係してるんですか?」
真由美さんは大きく頷いた。