カモフラージュ
いくら話しても
真由美さんが辞める事は変わらない。
「真由美さん・・・少し考えます。
美月と2人で答え出します」
「ごめんなさい!ごめんなさい!」
真由美さんは、何度も何度も頭を下げた。
千尋の部屋へ、美月と帰った。
気持ちを落ち着かせる為、シャワーをした。
「どうする?」
「ん~」
「千尋は、真由美さん大好きだよね?!」
「う~ん。
だから、困らせたのが申し訳なくて・・・
本当、2人が辞めたら大変な事になっちゃう。
でも、純ちゃんをママだなんて呼べないっ!」
そうなると、またターゲットになるかも?
「うん、そうだよね。
私もこの店が好きだから
無くなっちゃうのは辛いよね!
それに、ママって呼ばなくてもよくない?」
「そうかなぁ?」
「真由美さんもママって呼んでなかったし
純ちゃんで十分よっ!」