カモフラージュ
ウジウジ考えるのも嫌だからメールする。
< 千尋です。
連絡が遅くなってすいません。
心配してもらって・・・
ちゃんと2日酔いになりましたっ! >
< それは大変だね。
ゆっくり休みなさい。>
「見てっ!この素っ気ない返事!
やっぱ本気なんかじゃないよー!」
千尋は膨れて、携帯をソファーに投げた。
「でも、即効返って来たじゃん!
優司なんて寝る前だよ?遅いっちゅうの!」
「俺もそう、慣れて来ると、だんだんとね。
誘ってみたら・・・何気に」
「何気にって?」
ん~
< あの~今度お茶でも・・・>
アハハ!アハハ!
千尋の携帯を覗いていた2人は、大爆笑!
ん?
何がそんなに可笑しいの?