カモフラージュ

ハア。。。 


思わず溜息が・・・



「彼氏は?」


「え?いませんよ!いたら誘わないです!」


「ハハ!ごめん」


「あのぉ・・・好きって言ったのは

 髭がって事で・・・あっ・・・

 髭だけじゃないけど・・・ごめんなさい」


「そっかぁ」


彼は1人で納得して黙ってしまった。



あぁぁぁ、もぉぉぉ


この沈黙を・・・


どうしよう



千尋は何も言えず


過ぎて行く景色をボーと眺めていた。



「何か買う?サービスエリア」


「はい」



車を降り、千尋はトイレに駆け込んだ。


ハァハァハァ!


何も話してくれない


怒らした?


それとも無口なのかなぁ?



・・・・・それよりトイレ




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