カモフラージュ
何を考えているのか・・・
彼はただ、前を向いて栗を食べていた。
その横で、千尋は腐りそう。
「あの~帰りますか~?
あたしといても楽しくないでしょ?」
「え?何で?」
「・・・」
「俺は、千尋ちゃんといるだけで楽しいよ」
「はあ・・・
でも、変なヤツとか思ったでしょ?」
「ううん、考えてたんだ。
そうゆう所は正直なのに
大人っぽく見せようとする時もあるし
めちゃくちゃ子供みたいな時も・・・
凄い興味が湧く存在だよ!」
「興味ですかぁ?
・・・それは女として?」
「ううん、人間として」
「ゲッ!
女じゃないんですかぁ・・・凹むなぁ」
「男とか女とかで興味があっても
ヤル事やったら、それまでみたいな
所があるよねぇ?
そうじゃなくて、もっと深い所で
繋がりたいみたいな感じ・・・か?
ごめん、説明出来ないっ!」
そう言って、エンジンを掛けた。