カモフラージュ

本屋さんに着くまで


お互いの話や、他愛のない話をして


笑ったり驚いたり・・・とても楽しかった。



「また、お店行くから。

          帰り、気を付けて」


「はい、ありがとうございました」


お辞儀をして、車から降りた。


千尋がエンジンを掛けると


先に行きなさいのポーズ。


最後までレディファースト?


出口が逆なので隣に並び、ププッ!


軽く手を振り、あの笑顔


千尋も手を振り、笑顔を返した。



ウフフ!楽しかったなぁ!


たぶん、1人で笑ってる


すれ違う車の運転手は


あたしを見たら気持ち悪いだろうなぁ


でも、自然と顔が緩んでしまう


彼と話した事を思い出し、彼を思う


また、会いたいなぁ


彼の笑顔を思い出し、また1人笑い?


あたし変?!


ん?


これが恋ってヤツですか?




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