カモフラージュ
夕飯に間に合う時間なので、母に電話した。
「今日は、ご飯家で食べる」
「まあ、珍しい。
分かった用意するわ」
休みの日でも
みんなで夕飯を食べる事は、あまりない。
久しぶりに家族で食卓に着いた。
甥っ子も、もうすぐ1歳。
「大きくなったね~、もう歩く?」
紀香さんに尋ねた。
「ううん。
1人立ちは出来る様になったよ。
でも、歩くようになったら目が離せない
から、また忙しくなるよね。
楽しみだけど・・・」
すっかりお母さんの顔になってる。
「千尋、プレゼント期待してるぞ!」
兄が、息子の頭を撫でながらニヤリ!
「分かってるよ!
お酒なら店にあるから、何が良い?」
「アホかぁ?!」
アハハ!アハハ!
甥っ子も分かっているのか
みんなの顔を見渡してニコニコ!
可愛いね。