カモフラージュ
純ちゃんは、鬼の様な形相で
外にまで聞こえそうな大声を出した。
「何?あたしが綺麗じゃないって?
あんたにだけは言われたくないわよっ!
女はねぇ、綺麗なら良いって物じゃないの!
ちゃんと、男の人を立てて
可愛く甘えて、甘えさせれる女!
後、1番大事なのはSEXの相性よ!!!
あんたみたいな子供には分からない
でしょうけどねえ?!」
美月は唇を噛んで、純ちゃんを睨んだ。
その言葉を聞き、千尋は静かに口を開いた。
「マスター純ちゃんの言った事?」
マスターが頷いた。
「真由美さんはそうじゃないと?」
「・・・」
「好きなんですか?」
「ああ・・・今は・・・」
「今はって、酷くな~い?」
純ちゃんの甘えた声。
『キモ』
美月と千尋でハモってしまった。