カモフラージュ
美月が、マスターに尋ねた。
「いつからですか?」
「最近じゃない」
じゃあ、いつ?
もしかして
「あたしの誕生日の日?」
「あの時は1回だけで・・・」
そうかぁ・・・追い掛けて行ったよね?
「そうよっ!
アキラにふられて寂しかったから
私が抱いてって頼んだの!」
なんで、胸張ってんだぁ
「あの時の純ちゃんは、見てられない程で
俺が弱かったから、流されたんだ!」
「でも、その後付き合い出して
1度別れたのに、またそうなったんですか?」
美月は呆れた様子。
「それは・・・」
マスターは、それ以上言葉が出なかった。
見てられなかったぁ
弱かったぁ
流されたぁ
ふざけてんじゃないよー!!!