カモフラージュ

千尋はキレて、立ち上がった。


「純ちゃん、よくそんな事が言えたね!

 本気だったぁ?笑わせるじゃないよぉ!

 ただの尻軽女!!!雌ブタよ!

 誰でも良い訳じゃん?

 たまたま目の前にマスターがいたからで

 他の人とでも同じ事したでしょ?

 奥さんの前で浮気出来る神経も

 理解出来ないし・・・頭悪過ぎっ!!!

 マスター、こんな女の何処が・・・」


「千尋が怒るのも無理ないよな?

        純ちゃんに意地悪されて・・・」


美月は驚いて、動かない。


「そうですよ!でも、我慢しました!

 悔しくて、情けなくて・・・

 何度、殴ってやろうと思ったかっ!」


純ちゃんは、小刻みに震えていたので


マスターが手を握った。


「でも、こんな女でも良い所があるんだ」



何処だよっ?!



ハァ。。。


美月は理解したのかなぁ


マスターはどうしたいですか?


なんで純ちゃん?


真由美さんはどうしてますか?


和馬ー!




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