カモフラージュ


いや・・・・・違う・・・・・


会いたい・・・


彼に会いたいんだぁ


会って、話を聞いて欲しい!


昨日会ったばかりなのに


こんなに人恋しいなんて・・・


こんな気持ち知らない・・・



あっ・・・・・


あたし・・・・・・


あああああーーーーー!


そっかぁ・・・そうゆう事かぁ


マスターも、安心出来るって事?!



千尋はみんなを見渡す。


「ごめんなさい、さっきは酷い事言って。

 マスター、不倫がとは言いません。

 あたしもしてましたから

 好きになったのも仕方ない。

 でも、同じ店に奥さんと彼女?

 これは、理解出来ません。

 2人が別れないのなら、店を辞めます。

 いや、別れても無理です。

 尊敬出来ない上司と仕事をしても

 時間の無駄ですから・・・

 ごめんなさい、偉そうな事言って。

 でも、今のあたしの正直な気持ちです」


千尋は頭を下げた。




< 160 / 325 >

この作品をシェア

pagetop