カモフラージュ

「社長さんに相談してみたらぁ?」


「ああ」


「何?その、気のない返事は?」


「みんなと話してる時にね

 和馬に聞いて欲しいって思った。

 でも・・・・・

 その後に、彼に会いたいって

《大丈夫だよ!》って頭撫でて欲しかった!」


「川崎さん?」


「昨日会ったばっかりなのにね?」


「うん」


美月が真剣な顔でこっちを向いたので

 
千尋も、真剣な表情を向ける。



「あたし・・・・・・・・・・彼が好き!」


「本当にー?良かったね千尋ー!

ちゃんと好きになれて!私も嬉しい!!!」


抱きしめて、頭を撫でてくれた。




次の日。


マスターと純ちゃんに顔を合わせづらい!


でも、今日行かないと、もっと気まずくなる


だから、行く。




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