カモフラージュ
夢幻
彼とは時間が合わず
なかなか会えずにいた。
あれから、店にも1度しか来てないし
メールも他愛のない物。
不安に押し潰されそうな気持ちで
いっぱいだった。
店を辞める事は伝えた
次の店も決まった
でも、名前は言ってない
マスターと純ちゃんとは
仕事仲間以外の関係は無い。
新しい女の子への引継ぎは順調。
そして、もうすぐ誕生日
それまでには告白したい。
駄目だったら
美月とワッキーが慰めてくれる。
聖菜と美里もいてくれる。
だから、何とか生きて行ける。
そして、誕生日の2週間前
彼から《会えるよ》のメールが来た。