カモフラージュ
 
パステルカラーの壁に、真っ白いドア


お店の名前を確認して、大きく深呼吸。



少し、緊張していたけど


気合を入れ、元気良く挨拶をした。


「こんにちはー!」


何故か拍手で迎えられ、笑われた。


「こんにちはー!じゃないよね?」


健一と、綺麗な人が近づいて来る。



たぶんあの人が奥さんだろうなぁ


ああ、どうしよう


きっと顔も真っ赤だぁ



お辞儀をして、顔を見られない様にした。


「アハハ!ですよね?

         おはようございます!でした」


「顔を上げて」


姿勢を直すと目の前に


綺麗な肌・パッチリの二重・ふっくらの唇



思わず見惚れてしまう~



「どうしたの?」


「・・・綺麗過ぎて・・・恥ずかしいです・・・」


「あら・・・」


「俺、面食いだから!」



納っ得!!!




< 20 / 325 >

この作品をシェア

pagetop