カモフラージュ

この一線を越えたら、戻れなくなる!


間違いなく壊れる!


みんなに軽蔑される?


みんないなくなる?


会わなければ良かった?


好きになんかならなければ良かった?



自分の人生、自分で否定してるし



ううん


誰になんて思われても良い!


だって、会ってしまったんだよ


好きになってしまったんだんだから


正直だね・・・千尋は・・・


みんな、そう言うよね?


そうよ!


自分の気持ちに正直に生きる?!


" 覚悟は出来てる?"


聖菜の顔が浮かんだ。



「手繋いで」


手を差し出すと、優しく握ってくれた。


「これが答え?」


彼の顔が引き攣っていた。


「良く考えよう」


落ち着いた口調で答える。




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