カモフラージュ

彼の舌が入ってくる。


温かくて、柔らかくて・・・上手


身体が熱くなって行くのが分かる。


こんなキス初めて


どうにかなってしまいそう・・・



ギブッ!


千尋は唇を離して、俯いた。



「どうして下を向くの?」


「恥ずかしいから・・・」


「可愛いね」


頭を撫でてくれた。



ああ、この手だぁ


あたしが欲しかった手



「頭撫でられると安心するから

             大好きなんだ!」


「そう。

   子供みたいだね?」


「そうよ!」



ウフ!


にやけてる


また、変な人になってる?


あたし?




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