カモフラージュ
でも、あたしって魅力が無いのかなぁ
抱きたいって思われないのか?
まぁ、確かに色気は無いっ!
「何、がっかりした様な顔?」
「そ、そんな事・・・ないよぉ」
千尋は、真っ赤になって背中を向けた。
「カワイイ!」
耳元で囁かれドキッ!
異常なほど反応してしまった。
そう、千尋は耳が弱い。
「ごめん、我慢出来なくなった!」
「もう、恥ずかしいからぁー!」
千尋はまた、バスルームへ逃げた。
ハア。。。
もういい、お風呂入ろう
「先に入るから。
でも、絶対入って来ないでよ!」
「フフ!はいはい」
いつもより念入りに洗う?
そんな自分が可笑しかった。