カモフラージュ
ゴソゴソ!
シュンが寝返りを打った。
「寝れない?」
「え?寝たんじゃなかったの?」
「安心したのかなぁ・・・ちょっと寝てた」
「良いよ、寝ても」
「千尋は?」
肩に腕をまわされ、ビクッ!
「う~ん」
声、上ずってるし
「好き?」
「うん」
「本当に?」
「うん」
「抱きたい」
どうしていつも聞くかなぁ?
千尋は返事が出来ず、固まっていた。
「嫌ならしない」
「イヤジャナイケド・・・ハズカシイ」
「暗いから、何も見えないよ」
頷くと、シュンは身体の向きを変えた。
長~いキスで、とろけそう