カモフラージュ
見せ過ぎのような気もするけど・・・
「嫌いになった?」
「ううん!大好きになった!!!」
シュンに抱きつく。
「良かった!ありがと!
あたしも大好きです!!!」
見つめ合って笑う。
「では、頑張りますかっ?」
ちょっと気合を入れてみた。
「もう、良いよ。
俺、そんなにSじゃないし!」
「でも・・・」
「また、泣きそう?」
シュンが身体を離し、顔を覗き込んだ。
「ごめんなさいぃぃぃ」
千尋は、ウルウルの目で見つめた。
「本当に大丈夫!
腕枕してあげるから、一緒に寝よう」
「優しいねぇぇぇ?
ホント優しいと思うよぉぉぉ!」
「だって、一目惚れの彼女だから・・・」
「あたしもぉ、この髭に一目惚れですぅ」
アハ!
馬鹿ップルみたい?
もう1度キスをくれて、深い眠りについた。