カモフラージュ

日曜日、美月とワッキーの3人で遊んだ。


夜になり、いつもの居酒屋。


「店はどう?」


「楽しくない!」


美月が言い切った。


「うん。

 前の店は若いお客さんが多かったけど

           今は、殆どいないからね」


「そう、そう。

      だから、私は話す事が無くて困る」


美月が落ち込む。


「美月のお父さん位の年かあ?

 それはキツイなあ?!

 でも、千尋はそうゆう人でも

上手に合わせるよねぇ?感心するなぁ、俺」


「そんな事無いけど・・・

 でも、この前さぁ

 川崎の元上司の部長が来たのよ!

覚えてないだろうと思って普通に接してた。

 でも、あたしの名前を聞いて思い出して

 やたら嬉しそうだったよ!」



偶然だった。


それからは上客。




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