カモフラージュ

腕を組んで、シュンの顔を見上げた。


「最初の日以来だね?泊まり!」


笑顔が零れる。


「そうだね」

         
「嬉しいなぁ~♪ 嬉しいなぁ~♪」


何故か歌になってるし


「頑張れって言われたから、頑張るぞ!」


千尋の肩に手をまわす。


「あたしも、美月に言われた」


アハハ!



いつも、出来るだけあたしの車で行動して


コンビニで弁当を買って、車で食べたり


お金が無い時は、ドライブだけだったり


顔だけ見て、帰る日もあった。


勿論、あたしの分は、自分で払う。



でも《ホテル代は俺が出す!》って


男のプライド!ってヤツ?


給料貰ってから、最初に会った日だけ・・・



それでも、会う度に好きになっていった。




< 227 / 325 >

この作品をシェア

pagetop