カモフラージュ
朝、目が覚めると、シュンの顔が近い。
「おはよう、どうしたの?」
「寝顔見てた」
「マヌケだなぁと思って?」
「そうそう!アハハ」
カチン!と来たから、ちょっとイジメてやろう
シュンの脇腹を、コチョコチョ!
「ウワ!何?くすぐったいだろ!」
「ほら~、あたしだってそうだったよ。
ちょっとは気持ちが分かりましたか?」
「その言い方、腹立つ!
可愛くない!」
ちょっと怒り顔で睨まれたので、睨み返した
ら、キスをくれた。
「参ったか?」
「全然」
「じゃあ、これでどうだ!」
いきなり胸に顔を埋めた。