カモフラージュ
「あんな事や、こんな事?」
ふざけたら、頭を叩かれた。
「痛いー!」
「本気で怒るぞ!」
目が吊上がってた。
「熱がずっと下がらなくて
ご飯も食べられなくて
思考回路がブチ切れて
何度も過呼吸になって
そんな事が2週間以上も続いて
死ねばいいのにって思っ・・・」
言葉を遮るように、キスをくれた。
唇が震えて出来ない。
でも、繋がっていたくて
目の前にいるのを確認したくて
夢中で、舌を絡めた。
シュンは唇を離し、震えていた。
「千尋・・・ごめん・・・
俺、離れられない!
こんなに愛してるのに
千尋と結婚出来ないのが悔しい!」
「そんな・・・」
シュンは、自分の太股を拳で殴った。