カモフラージュ
千尋は驚き、大きな声を上げた。
「此処でって、トラックで?」
「どうして?もしかして・・・
旅館にでも泊まると思ってたんだぁ」
「その、もしかして・・・です」
ハハッ!
「周りのトラックも寝てるんだよ」
「だって、何処に寝るの?」
「此処」
座席の後ろのカーテンを開けた。
「マジ?」
「マジ!
俺1人なら問題ないけど
千尋がいるから、俺は助手席で寝るよ。
ちゃんと、此処にもカーテンがあるから
覗かれる心配もないし」
そう言って、運転席と助手席のカーテンを
閉めた。
「真っ暗なんですけどぉ」
「アハハ!ごめん、ライト点けるよ」
明るさが調節出来るので、寝れる?!