カモフラージュ
そう言えば・・・そうかも・・・
思い当たる事がたくさんある
いつも隣に座ってたし
ああ、どうしよう?
気づくの遅いよぉ!
「どうすれば良い?」
千尋は思わず聞いた。
「そうねぇ・・・純ちゃんは・・・」
真由美さんは答えに困り、表情を曇らせた。
「マスター追いついたかなぁ?」
美月も心配そう。
「彼に任せましょう」
みんな頷く。
「純ちゃん、辞めたりしないよね?」
千尋はそれが1番不安だった。
「俺、全然気づかなかった」
「あたしより仲良かったのにね?」
「そんな事ないよー!」
アキラはキッ!と目を強めた。
「とにかく待ちましょう。
連絡があると思うから」
それぞれ椅子に座り、電話を見つめた。