カモフラージュ

そう言えば・・・そうかも・・・


思い当たる事がたくさんある


いつも隣に座ってたし


ああ、どうしよう? 


気づくの遅いよぉ!



「どうすれば良い?」


千尋は思わず聞いた。


「そうねぇ・・・純ちゃんは・・・」


真由美さんは答えに困り、表情を曇らせた。


「マスター追いついたかなぁ?」


美月も心配そう。


「彼に任せましょう」


みんな頷く。


「純ちゃん、辞めたりしないよね?」


千尋はそれが1番不安だった。


「俺、全然気づかなかった」


「あたしより仲良かったのにね?」


「そんな事ないよー!」


アキラはキッ!と目を強めた。


「とにかく待ちましょう。

           連絡があると思うから」


それぞれ椅子に座り、電話を見つめた。




< 29 / 325 >

この作品をシェア

pagetop