カモフラージュ
千尋は、不安な表情を隠した。
「そうだったんだぁ
娘さんに言われたら仕方ないよね?
あたしの、早とちりだったんだぁ
ホント、ごめんなさい。
もう良いよ!気にしないで!ニコ」
笑ったよ!
あたし・・・
ちゃんと笑えてたかなぁ
「もう、辛い思いさせないから!」
「うん!もう、この話はおしまいです」
「うん」
「急がないと間に合わないよね?
ごめんね、あたしのせいで・・・
スピード上げて良いよ!その代わり
ちょっと横になっても良いかなぁ?
歩き過ぎて、疲れちゃったぁ!ハハ!
もう、年かな~!」
「揺れるから、寝れないよ」
「そうだよねぇ
でも、眠い訳じゃないから・・・
後ろ行くね。
運転気を付けて!頑張ってね!」
ベットで横になって
シュンに聞こえない様に、大きく息を吐いた。