カモフラージュ
それから暫くして、美月に相談した。
「美月、どうしよう?
どうすれば良い?」
千尋は頭を抱えていた。
「千尋の気持ちに気づいてるの?」
「いや、たぶん気づいてない!
まぁ、あまり会えてないし
会っても、そんな素振り見せないから」
「何が辛い?奥さんの事?娘さんの事?
産まれてくる子供の事?」
「全部!」
「それを承知で・・・・・
ううん、違うと思う!
千尋が1番辛いのは
奥さんとSEXした事実!
子供が出来た現実!そうでしょ?」
「分かってたんだぁ?お見通しだね?
参りました!」
ペコリと頭を下げた。
「だから、あの時別れとけば良かったのよ!
子供が出来た時に・・・別れとけば・・・」
そうだった
美月は必死で止めてたよね