カモフラージュ

--- 千尋がレギュラーになった時

   お客さんを取られるから不安だった。


--- 美月と千尋が仲良くて面白くなかった。


--- アキラが千尋を好きだと分かって

   凄く腹が立った。



「結局、あたしが嫌いって事だよね!」


「嫌いとまでは言ってなかったけどねぇ」


マスターと真由美さんは


聞いているだけだったらしい。



気まずい雰囲気の中に入っていくには


出来るだけ自然に・・・



『おはようございま~す』


「純ちゃん

  メールしたんだけど気付かなかったぁ?」


ニコ!


「ああ、早目に来てマスター達と

   話したかったから、返事出来なかった」


千尋を見ない。



やっぱり気まずい・・・



真由美さんは


純ちゃんの気持ちを落ち着かせる為


優しく純ちゃんの背中を撫でた。


「純ちゃん、千尋が悪い訳じゃないよね?」


頷く。




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