カモフラージュ
美里--「最悪だね!」
千尋--「どうして話してくれなかったの?」
「妊娠してる時だったから
仕方ないかなぁと・・・
その事で別れるのも嫌だし!」
沈黙。
千尋--「ねえ、聖菜は好きなの?」
「う~ん」
頬杖をついた。
「それがね、嫌いになれないんだぁ
優しい時は、神様みたいだし・・・ハハ
子供が好きだから、よく面倒見てくれるし
愛されてる!って思える時もあるから」
千尋--「深いねぇ?!」
美里--「私だったら、我慢出来ない!」
「我慢してる事もあるけど
今は、一緒にいたいんだ!」
千里--「良い言葉が浮かんでこないよぉ・・・
でも、しんどくなったら言うのよ?
いつでも話聞くからね!」
「うん、ありがと!」
聖菜は、2人に話して気持ちが楽になり
表情が柔らかになった。