カモフラージュ
和馬は唖然。
「可愛い???俺が???」
「失礼しました~」
美月は軽くお辞儀をして、千尋の所へ。
真由美さんは、美月の後姿を
微笑ましく見ながら、和馬に聞いた。
「19歳の子に可愛いと言われた感想は?」
「んん・・・」
「アハハ!確かにそうして考えている顔は
可愛いと思うわ!」
和馬が小さく唸った。
千尋の耳元に口を近づける美月。
「挨拶して来たら・・・ん?」
「何、その言い方?」
「気になるんでしょ?」
「え?」
「今だから言うけど
クラブ選んでもらってる時
ちょっとヤキモチ焼いてる顔になってたよ!
腕組んでたからでしょ?
後で悪い事したなぁと思って。
私の悪い癖だね!ごめんね」
「そんな事・・・無いよ」
ホントは、図星