カモフラージュ
「そうだよね~
ワッキーも夜の仕事にする?」
美月、その冗談はキツイでしょ?
「それが出来ればいつでも遊べるけど
でも、千尋と話してから俺
少し仕事が楽しくなってきたんだ!
先輩にも褒められて凄い嬉しかった!」
「あたしは何も・・・でも、良かったね」
「うん、良かった!」
ワッキーと顔を見合わせて笑った。
「ワッキーは優しいから
今の仕事が合ってるんだよ。
私もおばあちゃんになったら
ワッキーに介護してもらおっと!」
ワッキーは驚いて、目を白黒させている。
「美月がおばあちゃんなら
ワッキーはおじいちゃんだし!
ああ、それってワッキーと結婚する
って事かなぁ?美月ちゃん?」
「違うよ~!そうゆう意味じゃなくて・・・
千尋も一緒に看てもらうの!
ずっと一緒にいるんだからね!3人は!」
そうだね、美月。
でも、あれから和馬は店にも来ないし
メールも電話も2度しかなかった。
千尋も気を使って連絡しなかった。