カモフラージュ

いつもの平日。


マスターの取引先の部長がやって来た。


千尋はキッチンにいて、タバコ休憩中。



『いらっしゃいませ』


みんなの声が聞こえ、急いで前菜の用意。


「千尋ー、10名様!」


マスターの声が聞こえた。



予約も無しにいきなり10人?


まあ、そんなに忙しくなかったし


ヨッシ!頑張ろう!



フロアーに聞こえる様に、大きな声を出す。


「前菜上がりました~」


すると、純ちゃんが取りに来てくれた。


「イケメンがいるよ!」


「あら、そう?」


フフッ!


笑いながら嬉しそうに出て行く。



そんなのどっちでも良いし・・・


でも、ちょっと気になるかなぁ?




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